この記事でわかること
- 中性点接地方式の基本
- 直接接地・抵抗接地・非接地の違い
- 電験での頻出ポイント
- 試験対策の覚え方
中性点とは何か(超基礎)
三相交流回路では、三つの相電圧の中心点を 中性点 と呼びます。
👉 スター結線(Y結線)の中心点です。
中性点接地方式とは
中性点接地方式とは、中性点を大地に接続する方法の分類です。
目的は:
- 地絡電流の制御
- 保護装置の確実動作
- 感電事故防止
👉 電力系統設計の最重要テーマです。
中性点接地方式の種類(電験頻出)
✅ ① 直接接地方式(直結接地)
■ 概要
中性点をそのまま大地に接続する方式。
■ 特徴
- 地絡電流:非常に大きい
- 保護動作:確実
- 設備損傷:大
■ 主な用途
- 低圧配電系統
- 一部高圧系統
✅ ② 抵抗接地方式
■ 概要
中性点と大地の間に 抵抗器 を挿入する方式。
■ 特徴
- 地絡電流:適度に制限
- 設備損傷:軽減
- 保護動作:可能
👉 高圧配電系統で主流。
✅ ③ 非接地方式(絶縁方式)
■ 概要
中性点を 大地に接続しない方式。
■ 特徴
- 地絡電流:極めて小さい
- 地絡継続運転:可能
- 地絡検出:難しい
👉 工場内電源・船舶などで使用。
H2:方式別比較表(試験対策)
| 方式 | 地絡電流 | 保護動作 | 設備損傷 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 直接接地 | 大 | ◎ | 大 | 低圧系統 |
| 抵抗接地 | 中 | ○ | 中 | 高圧配電 |
| 非接地 | 小 | △ | 小 | 工場・船舶 |
👉 この表は電験暗記必須です。
H2:なぜ中性点を接地するのか
主な理由は3つ:
- 感電防止
- 過電圧抑制
- 保護継電器の動作確保
H2:電験で狙われる超重要ポイント
✅ 頻出1:地絡電流の大小関係
直接接地 > 抵抗接地 > 非接地
✅ 頻出2:一線地絡時の電圧分布
- 非接地系統では健全相電圧が上昇
- 接地系統では電圧変動が小さい
👉 計算問題で必ず出ます。
✅ 頻出3:方式の用途
- 配電:抵抗接地
- 低圧:直接接地
- 工場:非接地
電験合格のための覚え方(語呂)
「直は大、抵は中、非は小」
👉 地絡電流の大小暗記用。
まとめ
中性点接地方式は電力系統の安全性を決める重要設計要素です。
電験では定義問題だけでなく、地絡時の電圧・電流計算問題が頻出するため、方式の特徴を確実に理解しておきましょう。


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